モノが多くて片付かないけどスッキリきれいに片付けたい!「捨てる」って言っても、いったいどのようになったら捨てればいいのでしょう?捨てる基準って何?
もったいないなぁなんて罪悪感を感じたり、人形捨てたら祟られるんじゃ・・・、なんて怯えていてもお家は片付いていきません。
勇気をもって曖昧になりがちな捨てる基準を探っていきましょう。
どうして捨てなきゃいけないの?片付けの第一歩が「捨てる」の理由 基準探しの前に・・・
片付かない1番の原因は、モノが多すぎること!にあります。
買ったり、もらったりとモノがお家の中にどんどんモノが入ってきます。
モノの量に合わせて、お家が風船のように膨らんでくれたらうれしいですが、そうはいきませんよね。
実は捨てる、あげる、売るなどの方法でお家の中からモノを出していかないと私たちの生活スペースを脅かすほどの状態になってしまうのです。
家族3人暮らしのご家庭では、お家の中に3000~4000個位のモノがあるといわれています。
だいたい1人1200~1300個位ですね。
モノの量が多く、収納しきれずに床にモノを置いているご家庭だと、その数は5000~7000個位と一気に約2倍の量になります。
例えば、このご家庭1人1日1個モノを増やしたとしたら・・・
1年間で3人×365日=1095個
なんと1年で1095個もお家の中にモノが増えてしまうのです。
現代はモノが多い時代です。ですので安易にモノを持ち込まないこと、そして自分自身が管理できる量に減らしていくことが必要になってくるのです。
ですので、お片付けには捨てる基準が自分のなかにしっかりできてる事が必要になりますね。
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モノを捨てられない3つの理由と捨てる基準を見つけられるようになるコツとは
いったいなんで、捨てる時に罪悪感が出てきたり、何だか捨てにくいな、と感じるのでしょう?それは私たちが子供の時に親から聞いた「あの言葉」が原因なのです。
①モノを捨てるなんて「もったいない」・・・しつけ
私たち幼い時から、「もったいない」という言葉を聞いてきました。でも私たちの親だって「もったいない」という言葉を聞いて育ってきたのです。
もったいないお化けというお化け?キャラクター?もCMに出ていた時期がありましたね。
というのも、祖父母が戦後のモノのない時代に、やっと手に入れたものを、むやみやたらに捨てるのは「もったいない」というところからきている言葉ですが、今は戦後と違って道を歩けばポケットティッシュをもらうし100均で手軽にモノを買える時代にあります。
では、モノはいったい何のためにあるのでしょう?
使ってもらうためにあるのに、使われていない状態の方が、今の世の中よっぽどもったいないですよね。
モノは使うためにある!と見方を変えてみると使っていないものは捨ててOKなんだなって捨てる基準が1つ出てきますね。
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②高かったから捨てられない・・・過去の出来事にとらわれている
自分へのご褒美に奮発して買ったんだけど、デザインが古くかんじたり、ちょっと壊れちゃったけど置いておけばいいやなんて、全然使わなくなったモノを捨てられないことはありませんか?
買ったときの「高かった」「頑張って買った」という印象は心にずっと残って、いつしか捨てられなくなってしまします。
例えば、買ったときには3万円したバックがクローゼットに眠っているとします。捨てるか捨てないか基準に困ったときには、一度リサイクルショップに持ち込んだり、ネットの買取で査定をしてみましょう。
数年前新品で3万円だったバックにいくらの値段が付くでしょうか?
この査定金額が今のバックの価格・価値なのです。買った時より値段が上がっていれば嬉しいですが、なかなか難しいですよね。
こうやって今の価格を聞いてみると、意外にもあっさり捨てられるようになのことがあります。
「買った時」ではなく「今」の価値で見たときに、残したいと思うか?それなら捨てようかなと思うか?も捨てる基準になりますね。
③使わないけど、まだ壊れてきってないから捨てられない・・・使い切っていないと感じている
まだ電源も入るし完全に壊れてないけど、最近調子が悪くてお掃除するにもイライラしちゃうと掃除機を買い替えたとします。
その時、古い掃除機はどうしますか?
びっくりすることに、お客様のもとへお片付けに伺うと買い替え前の家電製品をずっと押入れの奥や倉庫にしまい込んでるご家庭もいらっしゃるのです。
伺ってみると、新しい掃除機が来てから1回も出したことがないそうですが、新しい掃除機が調子悪くなったら使うかもしれないのでとって置いているとのことなのです。万一を考えてご不安になる気持ちも十分わかります。
そこでお客様に、調子が悪くなったら今回のように買い替えを検討されるのではないですか?とお声がけすると、それもそうね!と手放していただいた事があります。
もっと小さいモノですと、カップとソーサーが対になっているコーヒーカップでカップの方だけが割れてしまった場合も、ソーサーは割れていないし、としまい込んでしまいがちです。
はたして、ソーサーだけで使うことってあるのでしょうか?
うんともすんとも言わず、もう何しても動かない。完全に形がなくなり壊れている状態なら、すんなり捨てることが出来ると思いますが、100%使い切っていないと捨てにくく感じてしまいます。
モノは使ってこそ価値があるものです。
まだ使えるかどうかではなく、今現在使う価値があるかどうかも捨てる基準の1つですね。
片付け上手に変身出来る!捨てる基準はこれだ
お片付けの捨てる基準は「今」なのです。使っているか・価値があるかどうかなのです。
捨てられない原因をみていくと、すべて人の心が関係しているのです。ですから、心がけ次第でモノをため込まず捨てることができるようになります。
モノを捨てられない原因は、過去への執着と未来への不安ともいえますね。