自分や夫、子供だけの生活ならまだしも、いきなり同居することになったら・・・
核家族化がすすみ、親が80歳、90歳になって病気を機に同居がスタートすることも珍しくありません。もし同居する親御さんが片付けられない方だったら・・・。
万が一の時に、ストレス溜めずに同居できるよう、少しづつお片付けが必要です。
お片付けは親が自分でやることが大事
いくら片付けられないからといって子供が親のモノを片付けることに抵抗感を持つ方がいます。荷物の片付け=遺品整理のイメージが強いからですね。
ですので、親御さんが自分で動けて、頭がはっきりとしているうちにご自身でやっていただくのが1番なのです。
厄介なのは認知症を発症している場合ですと、直近のことは忘れてしまっても、いきなり昔のことを思い出し、「アレ取ってきて~」と頼んだり、親が探し回ってしまうこと。
捨てたと言っても理解ができない状態ですとお互いにストレスが溜まってしまいます。
片付けられないじゃすまない 実際にかかるお金とは
終活をご存知ですか?最近では、テレビ等のメディアにも取り上げられていますね。
万一の時に子供に迷惑かけたくないとか、自分の最後は自分でプロデュースしたいと取り組まれる方も多くなってきました。
その中の1つに荷物の整理を決める項目があるといいでしょう。
もし、遺品整理を業者に頼むとしたら2LDKで15万円前後3LDKで20万円前後とも言われています。実際にモノをとっておくとお金がかかるんだということがわかると行動するきっかけになります。
なぜ片付けられない親なのか?
現在80代90代の世代は戦中・戦後のモノがない時代を体験してきました。それは今のモノがありふれている状態からは想像できないくらいの厳しい状況でしょう。
私も祖父母から、着るものも、食べ物もなく、着るものは和裁、洋裁で直しながら兄弟でボロボロになるまで着たり、食べ物はお芋を育てて食べていたと戦後の話を聞きます。
まだ使える状態のものを捨てる=もったいないとの教え(しつけ)が頭にも体にもしみついてしまっているといえます。
万が一必要になったら・・・と不安感からお片付けできない方がおおくいらっしゃいます。
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病気かもと思ったときに同居するメリット・デメリット
メリット
・急に倒れてしまった時に早く気付ける
・病気の状態を把握しやすい
デメリット
・家事等の負担が増える
・病気の状況がつかみにくい
・病状の変化や、万一の時の責任
お片付けで処分していくものの順番
1.ゴミ
まずは、日々のゴミを捨てていくところからスタートしましょう。
生ごみや使ったティッシュ等はわかりやすいモノですね。
ここでいうゴミとは、今の生活で使っていないものを指します。例え年1回でも、いつ使うのか明確で実際使っていれば捨てなくても大丈夫です。
1年以上使っていないものはお片付けの対象になりますので、自治体によって捨て方が異なる場合がありますので、確認しながら捨てていきましょう。
2.衣類
よく、20年30年くらい前の服を保管している方がいらっしゃいますが、今とはサイズが違っていたり、デザインを古臭く感じてしまいます。着ないには何かしら理由があってきていないのですから、お片付けで捨てていきましょう。
昔の服をそのままとって置いてしまいがちですが、今着ていないものは今後も着る確率は非常に少ないのです。
3.本
本をお片付けしていくと、よく保管されている本があります。それは子供が学生だった時の教科書です。小学校から高校の時まで全教科保管されている方もいました。
それこそ教科書はその学年のお勉強が終われば、見る機会がなくなるものですので捨てやすいモノだと思います。
4.思い出のモノ
思い出のモノは1番時間がかかり取り掛かりにくいモノです。これを最初に片付けようとすると、懐かしさから中身を開いてしまい、ほとんど進んでいないのに、いつの間にか1日が終わってるなんてことになってしまします。