片付けたいと思っても、なかなか片付けられない。片付けできない、そもそもやる気がおきない。
これって私が怠け者だから?それとも何か病気が隠れている?
お片付け出来ない人の心の中には精神的な病気が隠されていることもあります。逆にもやもやした心をスッキリさせたいとお片付けに取り掛かる人もいます。
お部屋と心は、まるで鏡のように写しあうものなのです。
お片付けをしたいけどできない悩み
なかなか片付けができない方は、今までのお片付けに何分かかっていたか考えてみましょう。何分ではなく、何時間だったという方もいらっしゃると思います。
お片付けできない理由の1つに面倒くさいという事もあります。お片付けの度に大掃除か?と思うような労力を使うのであれば、取り掛かりたくないと思うのも普通なことです。
私が実家で汚部屋暮らししていた時は、片付けるだけで2日がかりでした・・・。それだけの大事ですから当然面倒くさいし、疲れるから、どんなにきれいな部屋がいい!お片付けしたいと思っても重い腰があがらないのです。
このように、お片付けすることで、失うものがある場合(以前の私の場合、多大な時間と労力)表面的にはお片付けしたいと思っても、心の奥そこではデメリットがあるから回避しようとしてしますのです。
お片付け自体できない悩み
うつ症状が出ていると、お片付けだけではなく様々なものに興味や意欲がなくなってしまいます。
お部屋の中に対して興味が薄れて掃除やお片付けをする気持ちがなくなってしますのです。
また統合失調症などの精神疾患では、モノを集めたり、溜め込んだりする傾向になります。あきらかなゴミであっても捨てる事が出来ないのです。
私の母もストレスから心の病気になりました。やはりその時もゴミをゴミ箱に入れても捨てられなかったり、せっかくゴミ箱に入れてもゴミ箱をあさって回収したりしていました。
リビングやキッチンでは母に気づかれてしまうので、個人の部屋のゴミ箱に捨てて、ゴミの日に父が回収して、そのままゴミ出しにという流れでおこなってました。
母の場合は、しばらくすると、それが当たり前になったのか、興味がなくなったのか以前のように捨てられるようになりました。
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うつ症状を引き起こすお部屋の状態
お部屋がいつも散らかっているという事は、様々なものが視界に入るという事です。
目から入った情報は脳へ送られるので、ひっきりなしに情報を受け取る脳は疲れストレスを感じていきます。
片付けなきゃ、でもできない、でもいつかはこれを片付けなければ・・・。と葛藤をかかえることで片付けできないとやる気や意欲を低下させていきます。
だんだんとモノがあふれていくと床にあるモノを避けて歩くようになったり、モノをどかしながら生活スペースを確保しなければならなくなったりと、少しづつ行動や体の動きに制限が加わってしまい、何かをやろうという意欲を失ってしますのです。
片付けできない原因は捨てられないから
モノが捨てられない原因の多くは、過去への執着と未来への不安からくるものです。
買った時に高かった、この洋服を着ていたころは楽しい時代だったとか、いつか使うときが来るかもしれない、足りなくなったら大変だと心で感じ捨てられなくなってしますのです。
モノを捨てられるか、片付けができるか、できないかは心の問題といっても過言ではありません。
うつ症状とお片付けの関係まとめ
お部屋は心をうつしだす鏡です。
うつ等の病気の可能性もありますが、その前の段階で大きなショックやストレスを一時的に抱えてしまっているのかもしれません。
収納場所やお家のスペースに余裕がないのではなく、心に余裕がない状態なのです。そんな時は、あえて外に出て1人でコーヒーを飲んだり、好きなものを食べたり、好きな香りのアロマオイルを焚いてみるなど、心に栄養と余裕をつくってあげると無理に片付けるのではなく、自然とお部屋が片付いてくるかもしれません。