みなさん、揚げ物は好きですか?私は好きですが、なかなか家ではやりません・・・。
というのも揚げ物をするのはいいのですが、揚げ物油を捨てるのが面倒くさいと感じてしまいます。
それでも子供たちの「食べた~い」のリクエストにのってつくっちゃうんですけどね。
食べたいけど、捨て方が面倒くさい、そんな揚げ物油を簡単に捨てる方法をご紹介します。
そもそも揚げ物油の捨て時っていつ?
揚げ物用に油ポットを使用して、繰り返し使う方も多いくいらっしゃいます。
繰り返し使ってるうちに色が変わってきたり、何だか揚げ物の味が違うような感じがして、そろそろ捨て時かな~なんて思いませんか?
揚げ物油は2~3回繰り返し使用OKといわれています。新しい油を足しながら使うことで、より長持ちするともいわれていますね。
ですが、油は空気に触れて参加していきますのでなるべく早く使うようにしていきましょう。
油は開封しただけでも酸化していってしまうので、最近は空気に触れにくいフレッシュパックや若干割高になりますが、少量ボトルもスーパーに並んでいますね。
未使用の油の賞味期限は?
未使用の油の場合は製造から1年が賞味期限といわれています。
そして、恐ろしいのは新品の未開封でも油の劣化が進んでしまう事です。
油の劣化をすすめてしまう原因である酸化・光・温度の3つの理由とは?
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酸化による油の劣化
油は空気に触れると酸化がはじまり、劣化していきます。
未開封だからと安心できないのが、プラスティックの容器に入っている場合です。プラスティックは空気を通す素材のため賞味期限が早くなっています。
サラダ油より酸化が早いゴマ油やアマニ油などが瓶に入って販売されているのは、酸化を少しでも遅らせるように配慮されてるともいえますね。
光による油の劣化
意外な感じもしますが、油は光によっても劣化が進んでしまうそうです。しかも酸化よりも光の方が劣化の進みが早いので注意が必要ですね。
未開封でも開封済みでも油は光の当たらないシンク下などの暗所での保存がオススメです。
温度による油の劣化
油は温度の変化でも劣化が進んでしまうそうです。温度や湿度が変化が少ない暗所での保管がベストです。
我が家はキッチンが北側にあるので、リビングよりキッチンの方が通常時は涼しく感じられます。南向きリビングのオープンキッチンとかですと、温度の変化が少ない場所を探すのも大変ですね。
実家は一軒家で1階にキッチンがあったので、ストック品は床下収納に入っていました。
どうせ使うから~と特売日にストックを買っておきがちですが、この3つの原因があるため、未開封の状態でも暗所に保存して早めに使い切ることが大切ですね。
揚げ物油の捨て時を見極める劣化の判断基準は?
油ポットなどで繰り返し使った油の捨て時を見極めるには、どんな状態が劣化した状態なのかを知っていると判断しやすいですね。
劣化の判断基準は大きく3つあります。
不快なニオイ
いつもと違う、不快なニオイがしてきたら劣化のサインです。
油だけではなく食べ物でも「ん?何かいつもと違うニオイがする」とか「数日前の残り物だけど、まだいけるかな?」とニオイで確かめることもありますよね。
ニオイで危険を察知しましょう。
消えない細かい泡
なかなか消えない泡が立つのも劣化のサインといえます。
油ポットから鍋に入れる時、逆に鍋から油ポットに入れる時に、いつもならすぐ消える泡がなかなか消えていかないことがあります。
普段との違いを感じたら処分を検討しましょう。
どろっとした粘り気
使い始めは、さらさらと流れるような状態でも、何度も繰り返し使っていくとだんだんと粘り気がでてきます。
油ポットにすーっと入っていっていたのに、なかなかフィルターや網を通っていかなくなった
と感じたら変え時といえますね。
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油の上手な捨て方とは?
油の捨て方 1.牛乳パック
一番簡単にできる方法は、この牛乳パックを使った方法です。
牛乳パックに新聞をくしゃくしゃにして1~2枚詰めて、そこに油を流して新聞紙にすわせまるだけでOKです。
一気に油を注ぐと溢れてしまうので、新聞紙にしみこむペースを見ながら少しづつ、そして冷めたから行いましょう。
油を流し終わったら、しっかりと口をガムテープなどでしめて、こぼれないように注意しましょうね。
処分は可燃ごみとして捨てる事ができます。
油の捨て方 2.ビニール袋
牛乳パックがない場合は、ビニール袋でもOKです。
牛乳パックの時と同じ様に、中に新聞紙をくしゃくしゃにして1~2枚いれて、そこに油を流していきます。
袋は2重3重にして厳重にして袋の口をしめていきましょう。
一気に注ぐと袋を押して口から溢れてしまいますので、ゆっくり行う事と、温度が高いままだと熱で袋が溶けてしまうので、しっかり冷ましてからでないと、大変なことになります。
処分は可燃ごみとして捨てる事ができます。
油の捨て方 3.市販の凝固剤
100均やスーパーなどに売っている凝固剤も簡単でオススメです。
使用後、熱いまま凝固剤の粉を鍋に入れて溶かした後、1時間くらいで固まります。
ちなみに、小麦粉や片栗粉でも凝固剤のかわりとして使用できるんですよ。油と同じ量の小麦粉もしくは片栗粉を鍋に入れて固まるのを待つだけです。
ただ、油と同じ量が必要なので個人的にはもったいないなぁ~と感じてしまいます。賞味期限が切れてしまって捨てる時や、牛乳パックも凝固剤もないって時の緊急方法にはいいですね。
処分は可燃ごみとして捨てる事ができます。
油の捨て方 4.市販の廃油スポンジ
こちらも100均やスーパーで売っています。
油を吸うパッドを油に浸して吸わせるとこで処分できます。パッドは天然のパルプ素材で出来てるものが多いです。
油を吸わせる時には、冷めてから行うようにしましょう。油を吸った後はビニール袋に入れて口をしっかりしめて可燃ごみとして捨てましょう。牛乳パックに廃油スポンジにいれて油を吸わせる合わせ技もいいですね。
私はこの方法で処分することが多いです。夕飯が終わってお風呂を済ませてからパッドを入れておいて、寝る前に処分してます。たまに買い忘れてしまうので、そんな時には牛乳パック方法で捨ててます。
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大量の油を捨てたいときは?
今日は来客があるから鍋2つで揚げ物しなきゃ間に合わないなど、いつもより大量に油を捨てたい事もありますよね。
そんな時には牛乳パックを大量に利用し一気に捨てるのも可能です。ですが、そんなに牛乳パックも用意できないし、いちいち処理するのが面倒くさい場合は、廃油のリサイクルがオススメです。
お住いの自治体によりますが、家庭用廃油を無料で回収し、食料油やたい肥にリサイクルをしている自治体がありますので、自治体の環境課や環境センターに問い合わせると詳しく教えてくれます。
自治体で回収がない場合は、リサイクル業者に依頼すると無料で引き取ってくれますよ。
自分でできる、オススメのリサイクル方法は手作り石鹸です。
材料は、食用油・水・水酸化ナトリウム・容器の4つだけで出来てしまうのです。作り方はホームページやYouTubeで情報や動画が見れますので手軽にエコ活動ができますね。
油の捨て方の注意点は?
排水溝に流すのは厳禁
排水溝が詰まる原因になりますので、絶対にやめましょう。
排水溝に油を流すと下水処理が大変とか、環境に悪いといわれますが、身近なところでは排水溝が詰まるのは大問題です!!
私が住んでるマンションでは年1回業者さんが排水溝清掃で高圧処理をしてくださいますが、一軒家だった実家では、そんなこまめなメンテナンスをしていなかったので、万が一排水溝が油のドロドロで詰まってしまったらと思うと大変な出費が予想されます・・・。
環境のためにも、お家のためにも排水溝に油を流すのは絶対にやめましょう。
自然発火の危険性
しっかり処分して捨てる準備万全と思っていても、油は自然発火する可能性があります。
特に、まだ油が熱い時に布などにしみこませて置いておくと、熱い油が空気と反応して自然発火につながるケースもあるそうです。
布や新聞紙にしみこませて捨てる場合は、しっかり油が冷めてから行うようにして、ゴミの日にはすぐに捨てるようにしましょう。
まとめ
油の処理は面倒くさいですが、方法としては手軽にできるものばかりですね。
記事を書きながら、なんだか揚げ物やろうかなっていう気になってきました。