子供に片付けなさいと言うけれど、一向に片付かない・・・
もしかして、私が片付けられないから子供に遺伝してるの!?
そんな不安を持っていませんか?
なぜ子供がおもちゃを片付けないかの原因と
子供がお片付けできるように促すアプローチ方法をお伝えします。
母親が片付けられないと子供にどんな影響があるのか?
子供が小さい頃は、母親か父親が部屋を片付けることになりますね。
部屋の中の状態は、住んでる人の頭の中と同じといわれていますので、
モノが多い状態だと、気が散ってしまったり、目から入る情報が多すぎて、
脳が処理をする為に疲れてイライラを常に受けている状態であるともいわれています。
モノが床に落ちていることで、赤ちゃんでは誤飲を招いたり、
子供の親も躓いたり、踏んづけたりしてケガをしてしまうなど
事故やケガの原因となります。
こういった事故が起きてしまうと、「危ない!」だけでは済まず、
治療費はもちろん、病院に行く時間、労力等、
目に見えないものまで消費してしまうことになりますね。
子供にとって汚い部屋にいることは、
気になるモノがあちこちにあり、落ち着かなかったり、
だんだん大きくなるにつれて無気力を引き起こす原因になるともいわれていますので、
部屋をキレイにするにこしたことはありませんね。
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片付けられない子供を片付けさせる方法とは
「片付けなさい!」は逆効果
片付けさせたい時に、ついつい言ってしまう「片付けなさい!」の言葉。
言っても子供が動かなければ、だんだん怒鳴り声に変わっていきます^^;
片付け始めたと思っても、すぐに遊びに逆戻りになったり、
やっとの思いで片付けたと思ったら、次の日には散らかり放題・・・。
親のストレスが山積みになってしまします。
ですが、子供はお構いなしです。
なぜなら、子供はお片付けが好きではありません。片付けよりも遊ぶことの方が楽しいのです。
楽しい遊びを中断してまでお片付けをするのは、片付けなきゃいけないという意識より、
ママが怒るからしかたなく片付けるだけなのです。
片付けは何のためにするのか?
片付けはいったい誰の為にするの?何のためにするの?
を子供に伝えていますか?
片付けは様々なメリットがあります。
・自分にとって必要か?必要でないか?を見分ける力を養う
・使いたいモノが、すぐ使える事の効率の良さや気持ちよさを知る
親に怒られるからではなく、自分のために自分の事は自分でやる!と
自立していく成長の1つにお片付けは効果的なのです。
片付けをやる気にさせる親からのアプローチ方法
1.自分がどんな部屋にしたいか具体的にイメージさせる
お絵かき、工作、ブロック遊び・・・。
子供の想像力は無限です^^
その集中力は「こんな絵を描きたい!」「こんな風にしたい!」と
頭の中に完成図があって、それを目指しているのです。
大人だって、ゴールのイメージがないままではモチベーションは上がりませんよね。
例えば、我が家の娘ちゃんはおままごとが大好きでした。
娘ちゃんが片付ける時には「ここにキッチン作ってみない?どんなキッチンがいいかな~」
と声をかけて、娘ちゃんの頭の中に「素敵なキッチンで遊ぶ自分」をイメージさせるのです。
「どんな部屋にしたい?」とストレートに聞いても、
漠然とし過ぎて、子供はイメージできません。
イメージしたお部屋の中で遊ぶ姿がイメージできると、
どんどん頭の中で「素敵なお部屋」のイメージが出来上がっていきます。
一緒に素敵なお部屋を作っていこう!一緒に素敵なお部屋で遊ぼうと
声をかけることで楽しくお片付けに気持ちが向いていくのではないでしょうか。
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2.片付けに子供のアイディアを採用する
子供には「使っているモノ」と「使っていないモノ」を判断するのは
とても難しいことです。
大人だって書類等を必要か必要じゃないか判断に迷うときだってありますよね。
判断することが出来ないままだと、
とりあえず引き出しやおもちゃケースにしまいこんでしまい、
親が見てみたら詰め込まれてただけだった、なんてことになりかねません。
はじめのうちは、そばについてあげて「使っているか」「使っていないか」を
子供と一緒に、子供の目線で判断して行きましょう。
モノは気づかないうちに、どんどん増えていきます。
モノの量を減らしてから収納していくようにしましょう。
はじめのうちは100均などの収納用品で十分です。
あまり細かく分けてしまうと、子供にはわかりにくくなってしまうので、
例えば、人形、トミカ、ままごとセットなど大まかなグループを作って
収納していきましょう。
グループごとにわけたら「その他」の収納を用意しておくと便利です。
分類がわからなかったものを入れたり、急なお客様が来た時の一時置きにしたりできます。
小さいうちは親が主導のお片付けになりますが、
幼稚園や保育園に入ると、よく遊ぶおもちゃやお気に入りのおもちゃが決まってきます。
自分の身の回りの事が少しづつ出来るようになる年齢でもあるので、
子供が「こうしたい!」と思ったことを取り入れて、
お片付けを子供主導に切り替えていきましょう。
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上手にお片付け出来るタイミングとは
子供は遊ぶことが大好きですが、しばらくすると飽きて違う事を始めようとしたり、
生活の中で区切りが出来るタイミングがあります。
何か次の行動に移る前がお片付けのタイミングにぴったりです。
例えば、
・ご飯を食べる前
・おやつを食べる前
・お出かけする前
・お風呂に入る前
・寝る前
など、たくさんのタイミングがあります。
こまめにお片付けすると、片付けばかりになり子供も嫌がることがありますので、
1日1回、ここは絶対にというタイミングを決めて声掛けをしましょう。
子供は大人と違って、すぐに気持ちを切り替えたり、違う行動をするのが苦手です。
例えば、長い針が6のところにいったらお片付けしようね、
短い針が12のところにいったらお出かけするから、9のところにきたらお片付けしようね
と余裕をもって早めに伝えてあげると、片付けの計画を立てられますね。
幼稚園・保育園のお片付けの工夫
幼稚園や保育園の収納を見たことがありますか?
子供用のロッカーは、全て子供が自分で
用意したり片付けたりできるサイズで用意されています。
そして、子供の行動に合わせてテーマ曲が決まっていて、
先生がピアノを弾いたり、ラジカセをつけたりしていますね。
例えば、朝の会の曲、着替えの曲、お弁当の曲、帰りの会の曲
そして、お片付けの曲などがあります。
この曲がかかったらこの行動をとる!と子供が覚えやすいですよね。
もしお家でお片付けのテーマ曲を選ぶ際は、ゆっくりした曲より
運動会の徒競走の時にかかるような、急ぎ目の曲の方がお片付けスイッチが入りそうですね。